私が進めたい議会改革は3つあります
そのひとつが会派制度の見直し
これに関連して会派に所属しない議員の処遇改善がふたつめ
ちなみに会派をなくすといった意味ではありません
廿日市市の議会は、何をやるにしても会派優先です
委員会の委員を選ぶにも会派から
政務活動費も会派へ支給
この結果どのようになっているか?
議員の配置が適材適所となっていないと感じています
実は、全国の市議会では、ひとり会派の廃止のほうが進められている現状があります
一方で、議会の機能向上を図るため、会派制度の見直しが議論されている議会もありますが、これは少数です
では、なぜ全国の9割に値する議会が会派制を推進するのか
それは、効率よく議会の機能を発揮するということですが、これは建前にすぎません
実質的には、議会与党が勢力を維持するためです
ひとつ例を挙げましょう
先ほども触れましたが、自分の入りたい委員会へ行くには会派に入ったほうが有利なわけです
ひとり会派は、議会運営委員会へは入れないというローカルルールで縛れば、どうしても議会運営委員会へ入りたい者は、会派に所属するしかありません
そして会派長などをポストで釣れば、その会派は議会与党の勢力維持に力を貸すという仕組みになっています
また、そうした形で議会運営委員になったとしても「させてもらっている」ので、常に会派内に気を使って言うべきことを言えないという場面もあります
こうした議員さんたちは、議会運営委員会やポストをもらうことを目的化しています
また、会派を割って与党会派へ入った議員にはポストを与えるなんてこともあります
私は、それでもキチンとした仕事をするのであれば、それはそれで良いと思いますが、できない、しないのであれば、それは悪しき慣習でしかないと思うわけであります
もっと言えば、議会勢力の維持が目的なのと、まともな議会運営をするための手段として議会勢力を維持するのでは、中身はまったく違ってくるということであります
ちなみに取手市では、会派制であるため合意形成の過程がわかり難いということで、会派制についての協議をしております
これなんかわかり難いどころか議論さえされていないよーですし(参照)こーいうのが議会の闇と思う | やまだ武豊(やまだたけとよ)廿日市市議会議員
こんなこともあって、私は今一番やらなきゃいけない議会改革は正常な会派制度の運用であると思っています(会派を作るも作らないも議員の権利なので、会派制の廃止とまでは言いません)
他の議員さんは、そう思っていても怖くて声を挙げられないのか、居心地が良いのかわかりませんが、「これが当たり前」みたいになっており、議会の闇に洗脳されているようにさえ感じています
そこに今ひとりで立ち向かっているところです
ひとりで始めた議会改革
どこまでいけるでしょうかね
取り合えず、理屈で協議をしてもらえるキッカケはつくりました